環境構築をする
WPのアップデートしたらいろいろ崩れたけど使ってる親テンプレートも更新必要なだけでした。テンプレの更新通知は出ないみたいなので気を付けようね!
ということで前回に引き続きMMDをVRで見る開発をやっていきます。
今回は開発環境の構築をします。作業はもっと進んでるんですが記事書くのめっちゃ時間かかるのでペース調整しないと何やったか忘れそう。
必要なもの(今回の環境)
- VR機器(OculusQuest2)
- Unity開発環境
- MMD4Mecanim(開発者Noraさんのサイトからダウンロード/twitterアカウントはこちら)
- iPhone7(Oculusのアプリが必要。androidでも可)
- USB-Cのケーブル(PCとOculusを繋ぎます)
- WindowsのPC(Macでもいけると思いますが差異が分からないので)
- クレジットカード(Oculusを開発者モードにするのに設定が必要)
- MMDのモデル(ごりまるごさんの『ゴリマ式 ククル ver1.20』をお借りしました。)
だいたいこんな感じのが必要になります。MMDモデルの選定はもちろん自分が見たいから。
クレカの登録はありますが課金が発生するなどはありません。MMDに詳しくないので入れたいモデルが有料だったりはあるのかも。
Unityの導入
OculusでMMDをVRで見るのはアプリ開発で行う形となるので、各種機能のインストールで開発が行いやすいUnityを導入します。公式にいくと課金などの記載ありますがPersonalでインストールすればいいかと。
利用規約に金額のあーだこーだありますがドル単価で相当額稼いでる人はBusinessの有料入れてねとかそういうのなので個人レベルで扱う分には気にしなくていいかと。一応要点は読んでおいた方がいいですが気になりそうな部分の話だけ。
導入要約するとおおまかに下記手順。
- アカウント作成
- Unityインストーラーをダウンロード
- インストーラー立ち上げでダウンロード
- VR向けのプラットフォームでプロジェクト作成
4は導入かと言われると微妙ですが流れでできちゃうのでここまで記載。
プロジェクトに各種アセットの導入
プロジェクトができたかと思いますが、初期設定だと見づらい場合は以下の手順で表示方法変えてみるとよいかも。
Window > Layout > 2 by 3
MMD4Mecanimのインポート
開発者NoraさんのサイトからMMD4Mecanimをダウンロードしてください。
解凍したらプロジェクトのAssetsフォルダの中に「MMD4Mecanim.unitypackage」をドラック&ドロップ。
2020/11/05時点の対応になりますが、使われているモジュールが古いとの事で自動アップデートを行うか確認を聞かれました。こちら今後不具合があるかもしれませんが、現在使用停止となっている定義などが含まれているようですので、自動アップデートしてしまいましょう。
何かしらの不具合があったら自力で調べて修正するかアップデートされるか代用ツールが出るのを待つしかない……!自力修正したら自分でだけ使うにせよ利用規約とかいろいろダメそうな気もするのでやる前に確認するよう注意してください。
MMDモデルのインポート
ごりまるごさんの『ゴリマ式 ククル ver1.20』をお借りしました。
MMDモデルをダウンロードしてきて解凍しましたら、解凍されたフォルダごとAssetsにドラッグ&ドロップしてください。
先にMMD4Mecanimを入れておく事でインポートが想定通りに成功していれば「〇〇〇.mmd4mecanim」でUnityVRで使える状態のデータが生成されるようです。
Unityってすげえー!(※理解してツール作れるのはもっとすごいって思う。Noraさんありがとうございます!!!)
UnityにOculusのVR開発に必要なSDKなどのインストール
AndroidSDKのインストール
モデルを突っ込むのが先になりましたが、ここから開発したアプリケーションをOculusに映すのに開発キット(SDK)などのインストールが必要でしたので合わせてメモ置いておきます。
Oculusがアンドロイドで動いてるため、アンドロイドSDKをインストールします。
手順は以下。
- UnityHubを立ち上げる
- 左メニューからインストールを選択
- 使用しているUnityのバージョンを選択し、ハンバーガーメニューから「モジュールを加える」を選択。
- 『Android Build Support』以下をインストール
Oculus Integrationのインストール
integrationの意味は『統合』なのでOculusでアレコレやるのに必要なもの固めたやつっぽいのかな?
ちなみにintegrationが和訳できるのはマブラヴインテグレーションの話があったから。オルタネイティブが来年アニメだってよ。皆見てね。(マブラヴ好き
そんなこんなでインポートしますが結構待機時間がかかるのでアマプラでアニメみたりyoutubeでVの配信みたりしながら進めました。インポート行うと入れる機能のリストが出て来たので、逐一足りないもの入れてたら日が暮れるのでとりあえず全部突っ込みました。
インポートするリストのウインドウが出て右下に「Yes」「Upgrade」「Restart」とかそんなのが出るので実行する。これで多分入ったかと思います。
Unityの再起動
ここまで導入したら、アンドロイドSDKの反映などに再起動が必要なので一旦Unityを閉じて再度プロジェクト起動させてください。
メニューからfile > build setting > PlatformでAndroid選択 で画像の感じになってたらOKかと。
このあと動作テストでOculusにアプリ反映させるときにもうちょっと設定が必要ですがそれは実際に入れる時にでも書きます。
OculusQuest2の開発者モードへの変更
OculusQuest2が最近出た事もあって2用の開発者モード変更の記事が無かったので備忘録程度。とはいえQuestの記事で事足りる内容なんですが。
下記手順でご使用するOculusQuest2を開発者モードにしてください。
- OculusQuest2を起動
- iPhoneのOculusアプリを立ち上げ
- Oculusアプリの『設定』タブを開く
- 立ち上げたOculusQuest2とペアリングさせる
- ペアリングが完了したらそのOculusQuest2を選択し、『その他設定』>『開発者モード』を開く
- 開発者モードを有効にする。
これで完了となりますが。6の作業について、下記設定が行われていないと有効化できません。有効にした際に行われていなければ設定ページに飛ぶのでまずは下記設定を実施してください。
- アカウントへのクレジットカードの登録
- 開発組織の設定
アプリケーション購入などでクレジットカードは設定している場合がありますが、初回であれば開発組織の設定はほぼされてないんじゃないかと。単純にユーザー名などの入力でも作れるようなので作ってしまいます。組織があれば属してもいいんでしょうが個人でやってるのでよくわからんちん。
設定が終わりましたら再度アプリから開発者モードの設定画面まで移動しまして、有効にしてください。つまみが緑になれば成功です。
次回
ここまでやったらおおまかに開発環境設定はOKかと。使ってる環境ごとで差分はあるかと思いますのでそこは適宜自分で調べてね。僕もそうした。
次回はOculusQuest2側に直立のモデルを表示するところまでやりたいと思います。